常磐神社の由緒
御祭神は水戸第二代藩主徳川光圀公(義公)と第九代藩主徳川斉昭公(烈公)の二柱で、両公を顕彰しその遺徳を後世に伝えるため、明治6年に創始され、県内外の多くの人々からの浄財により、翌明治7年に現在地に鎮座されました。光圀公は「大日本史」を編集するため「彰考館」を設けて各地から多くの学者を集め文教を盛んにし、神戸の湊川に有名な「嗚呼忠臣楠子の墓」を建てたり、藩内に仁政をしき天下の名君として仰がれ今もなお 「水戸黄門様」として親しまれています。斉昭公は光圀公の遺訓を受け継がれ、幕末にかけて欧米の極東進出に対し国防の充実につとめ、今日の総合大学である藩校「弘道館」を開いて国家有為の人材を養成されました。また日本三公園の一つである「偕楽園」は斉昭公の「民と偕に楽しむ」という志から造られました。
明治の新しい時代を開いた「水戸学」は御祭神両公の思想をもとに起った学問で、吉田松陰、真木和泉守など維新勤皇の志士は水戸に来て教えを受けました。今も御祭神の御神徳を慕い学問の神様として篤い信仰があります。
御祈祷・まつりごと
◆初宮詣
お子様が初めて神社にお参りする「初宮詣」は、神様に子供の誕生を感謝し、心身の健康や将来の成長を見守って頂けるよう祈願します。 男の子は30日目(31日目)、女の子は31日目(33日目)にお参りするのが通例ですが、まずはお子様の体調をご家族のご都合を考慮してお越しください。
◆七五三詣(特別祈祷)
10月下旬から11月30日まで「特別祈祷」を受付けております。七五三詣むけの特別な御札、お守り、記念品を撤下授与します。祈りの受付は午前9時から午後3時30分までです。予約制ではありませんので、当日お申し込みください。結婚式等により待ち時間が変わる日がございます。事前にお問合せください。
古く、七五三のお祝いは「髪置き(かみおき)」「袴着(はかまぎ)」「帯解き(おびとき)または、紐解き(ひもとき)」と呼ばれていました。「髪置き」は3歳の男の子と女の子のお祝いで、もう赤ちゃんではないという意味で、それまで剃っていた髪をこの日から伸ばし始める儀式です。「袴着」は5歳の男の子のお祝いで、袴を着ける最初の儀式です。「帯解き(紐解き)」は7歳の女の子のお祝いで、着物の付け紐を取り去り帯に替える儀式です。今日では、その年齢の子供たちに晴れ着を着せ、11月15日に神社を訪れ、子供たちの成長と健康に感謝し、将来の成長とさらなる健康を祈るのが儀式となりました。本来は数え年で祝っておりましたが、近年、満年齢で祝う割合が増えております。また11月15日にこだわらず、前後の都合の良い日に参拝する傾向となってきました。
緑に囲まれた神殿での厳粛な「和婚式」を当神社では、神前結婚式を行っております。近年ではご神前で挙式をされる人が増えています。荘厳な神殿の昔ながらの神前式は「日本の心」そのものです。お二人の新たなスタートにふさわしく、厳粛にそして感動的に執り行われます。希望の日時に、お電話またはお越しいただき、お早めにご予約ください。
その他の御祈祷・まつりごとについてはホームページをご覧ください。
年間恒例祭事
お気軽にお立ち寄りください。
1月
1日
3日
7日
歳 旦 祭
元 始 祭
昭和天皇祭遙拝
3月
春分
春季皇霊祭遙拝
5月
4日
12日
例祭に直近の日曜日
東湖神社例祭
例祭
神幸祭
7月
11日
義公誕辰祭
9月
(旧8/15)
秋分
観月献詠祭
秋季皇霊祭遙拝
11月
3日
23日
明治祭
新嘗祭
2月
節分
初午
11日
17日
20日
節分祭
稲荷神社初午祭
紀元祭
祈年祭
梅花祭
4月
3日
4日
29日
神武天皇祭遙拝
烈公誕辰祭
昭和祭
6月
30日
夏越大祓式
8月
(旧7/11)
国旗祭
10月
17日
神嘗奉祝祭
12月
11日
13日
23日
25日
31日
31日
三木神社例祭
煤払祭
天長祭
稲荷神社例祭
年越大祓式
除夜祭